シュミット　プッチーニ　歌劇｢トスカ｣～妙なる調和、星も光りぬ

英パーロフォンのSP。

若くして病気で亡くなったユダヤ人テノールだが、意外と映像が残されていて、ネットにもいくつか動画とともにアップされていたりする。どれも甘い声ながら歌い崩さず直球で通る声の持ち主だったことがわかる。

推薦度：★★★★☆☆☆　録音面では多少不利か
秘蔵度：★★★★☆☆☆　シュミットの貴重な記録

プッチーニ　歌劇｢トスカ｣～アリア｢妙なる調和｣

ヨゼフ・シュミット(T)　オーケストラ伴奏

推薦度：★★★★☆☆☆　録音面では多少不利か
秘蔵度：★★★★☆☆☆　シュミットの貴重な記録

イタリアやスペインのテノールと違った、明るくはないが甘い声でストレートな歌い方が特徴。あまり崩したりせずに忠実に堂々としている。

プッチーニ　歌劇｢トスカ｣～アリア｢星も光りぬ｣

ヨゼフ・シュミット(T)　オーケストラ伴奏

推薦度：★★★★☆☆☆　録音面では多少不利か
秘蔵度：★★★★☆☆☆　シュミットの貴重な記録

カルーソーをはじめ歌い崩して表現の幅を極端にとることが多いと思うが、あまり極端な表現は見せずに声で勝負。表現的には特に大きな工夫もなく、一見素っ気ないが、声に力がこもっていて独特の甘さがありなかなか良い演奏だと思う。