早川 中央交響楽団 ブラームス ハンガリー舞曲第5番、第6番

日本ビクターのSP。

珍しい早川弥左衛門指揮の中央交響楽団(現東京フィル)の演奏。名古屋から東京に拠点を移したころの録音だろう。日本最古のオケとも言われるこの楽団の歴史的録音ということで記録的に貴重。他にもこの楽団名でいくつか録音が残っているようだが今回初めて聞く。

推薦度:★☆☆☆☆☆☆ 演奏のレベルも褒めたもんではないし録音も古い
秘蔵度:★★★★★☆☆ なんといっても日本のオーケストラの歴史を知る上では貴重な記録

ブラームス ハンガリー舞曲第5番 (Brahms Hungarian Dance No.5)

指揮:早川弥左衛門 中央交響楽団 (Cond.: Y.Hayakawa, Central SO)

推薦度:★☆☆☆☆☆☆ 演奏のレベルも褒めたもんではないし録音も古い
秘蔵度:★★★★★☆☆ なんといっても日本のオーケストラの歴史を知る上では貴重な記録

テンポがかなり遅いのは速く弾けないからかな。ただ、その分音の厚みがしっかりあり、アンサンブルとしても整っているようにも聴こえるので、そうでもないだろう。とは言っても遅いな。舞曲になっていない感じ。日本人は盆踊りだからこのテンポで良いのかもしれないが。録音環境もいまと違って制約も多かっただろう。少し窮屈な感じがするのはそのせいもあるかもしれない。

ブラームス ハンガリー舞曲第6番 (Brahms Hungarian Dance No.6)

指揮:早川弥左衛門 中央交響楽団 (Cond.: Y.Hayakawa, Central SO)

推薦度:★☆☆☆☆☆☆ 演奏のレベルも褒めたもんではないし録音も古い
秘蔵度:★★★★★☆☆ なんといっても日本のオーケストラの歴史を知る上では貴重な記録

5番に比べて多少速めのテンポ。そうなるとアンサンブルとして少し怪しいところも出てくる。管楽器の音があまり聞き取りにくいが、中々怪しい。ただ、こちらも真剣に西洋音楽に取り組む姿勢が伝わってくる貴重な記録。ちなみに繰り返し無し。