オドノポゾフ アシュマン サラサーテ マラゲーニャ、ハバネラ

米RCAのSP。なんと開封時に自分のミスで残念ながら真っ二つに割れてしまった。しかしながらそこはSP。うまくくっつけたら、接合部分で定期的にノイズが出てしまうが一応聞きとおすことができるようになった。レコードや、ましてやCDはそんなことはできないなあと思いながら、修復できた喜びを噛みしめながら聴いた。とはいってもノイズが気になる人は要注意です

推薦度:★★★★★☆☆ 情感込めた名演
秘蔵度:★★★★★★☆ オドノポゾフが名手であったことがわかる

サラサーテ マラゲーニャ、ハバネラ (Sarasate Malaguena,Habanera)

Vn:リカルド・オドノポゾフ、P:グレゴリー・アシュマン (Vn: R.Odonoposoff, P: G.Ashman)

推薦度:★★★★★☆☆ 情感込めた名演
秘蔵度:★★★★★★☆ オドノポゾフが名手であったことがわかる

オイストラフの好敵手と呼ばれたオドノポゾフ。ウィーンフィルのコンサートマスター時代に、演奏会後、そのまま移動してコンクールに臨むも、準備万全だったオイストラフに負けたという逸話が残っているが、確かに名手であることがこの演奏でもわかる。後年のコンサートホールで色々協奏曲を残しているが、オケや録音に難があるので、オドノポゾフの良さがなかなか伝わりにくいが、この演奏は、太く妖艶な音色と鮮やかな技巧が心地よく、名演奏家だったことがうかがえる。独特のリズム感と乗りの良さもあり、もっといいレーベルで録音を残してほしかった。

マラゲーニャ
ハバネラ