プロムジカ弦楽四重奏団 チャイコフスキー アンダンテカンタービレ他

日本GrammphonのEP。1960年代のプレスだろう

日本人による弦楽四重奏団。これも7インチレコードの掘り出し物である。岩淵含め各奏者のうまさが光る。このEPレコードも掘り出し物。個人的に貴重だと思っていてプチお宝。

推薦度:★★★★☆☆☆ 中々良い演奏。
秘蔵度:★★★★★★☆ こうした演奏が残っているのは貴重

チャイコフスキー アンダンテ・カンタービレ (Tchaikovsky Andante Cantabile)

プロアルテSQ (Promusica SO)

ポルタメントを有効に使い、実に甘くそしてよく歌う。日本人のこの時期の演奏家は生真面目な演奏ばかりと思っていたがこうした自由な感じの記録が残っているのは驚きである。アンサンブルとしての出来もみな同じ方向を向いているという点でしっかりしていて心地よい演奏となっている

ハイドン 弦楽四重奏曲第77番「皇帝」~第2楽章 (Haydn Kaiser)

プロアルテSQ (Promusica SQ)

こちらも甘い音色だが、アンダンテカンタービレと違いこちらは古典様式を保つ。しかし旋律のとらえ方が優しく穏やかで心地よい。日本人演奏だからか日本の民謡風に身に染みてくる演奏で、夕日の静かな公園のような、そんな感じがする。これを聞いたら家に帰ろう、みたいな。