1950年代後半から1960年代前半の日本コロンビアの45回転EP盤。
推薦度:★★☆☆☆☆☆ メンデルスゾーン特有の響きの暖かさのようなものは皆無
秘蔵度:★★★★★☆☆ 即物的で少しささくれだった演奏が良い。意外と知られていない演奏では?
メンデルスゾーン 序曲「フィンガルの洞窟」 (Mendelssohn Overture Hebrides)
指揮:デミトリ・ミトロプーロス ニューヨークPO (Cond.: D.Mitropoulos, New York PO)
推薦度:★★☆☆☆☆☆ メンデルスゾーン特有の響きの暖かさのようなものは皆無
秘蔵度:★★★★★☆☆ 即物的でささくれだった演奏が良い。意外と知られていない演奏では?
スピード感がある演奏だが、途中クラリネットのソロでは、止まりそうなくらいのテンポでじっくり歌いこむ。その緩急は凄い差である。オケは隅々まで充実した響きをさせていて当時のニューヨークフィルの状態の良さがうかがえる。得意としたメンデルスゾーンだけに熱のこもった名演奏となっている。考えてみたらミトロプーロスとメンデルスゾーンはなんとなく合わない気がするのだが意外と名演が多い。