日本コンサートホール。1960年後半のプレス
推薦度:★★★★☆☆☆ クラウスのピアノは素晴らしいが
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 盤、演奏珍しくもなく、またオケのレベルはちょっと物足りない
モーツァルト ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」 (Mozart Piano Concerto No.26)
P:リリー・クラウス、指揮:ジャンフランコ・リヴォリ アムステルダムフィルハーモニック協会O (P: L.Kraus, Cond.: G.Rivoli, Amsterdam Philharmonic Society O)
推薦度:★★★★☆☆☆ クラウスのピアノは素晴らしいが
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 盤、演奏珍しくもなく、またオケのレベルはちょっと物足りない。
オケのレベルは、ちょっと物足りない。録音もクラウスのピアノがぼやけ気味なのが残念。ただ、そのクラウスのピアノは流暢でさすがにうまいと感じる。何回か録音しているし、実演でも取り上げたのだろう。手慣れた感じで、クラウス流というものが体に沁み込んでいる感じでどこをとってもあいまいさがない。ただ全般的にはちょっと不満が残ってしまう。モラルトとの旧盤をとるべきかも。
モーツァルト ピアノソナタ第11番「トルコ行進曲付き」 (Mozart Piano Sonata No.11)
P:リリー・クラウス (P: L.Kraus)
推薦度:★★★★★☆☆ クラウス流のリズム感やフレーズ感が素晴らしい
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 演奏としては有名
少し丸みを帯びた音は録音にもよるが、軽やかな音色、そしてリズムやフレーズ、そして盛り上げ方など、クラウス流という印象を受けるような部分もあるが、違和感なくすっきりまとめていて楽しい演奏になっている。フランスのEP盤のほうが音の分離が良く聞きやすいが盤質は悪い。残念。
フランスEP盤
シューベルト 楽興の時第2番、第3番 (Schubert Moment Music No.2,3)
P:リリー・クラウス (P: L.Kraus)
推薦度:★★★★★☆☆ シューベルトでもクラウスの特徴が生きた名演奏
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 演奏としては有名
何気なく弾いているような感じだが、誰にでもできるものではない演奏。これはそうした印象を受けるものでさすがクラウスというところ。