コンサートマスターとして、また自身の名を冠した弦楽四重奏団のヴァイオリニストとして有名なケッケルトの貴重なソロアルバム。
推薦度:★★★★☆☆☆ 演奏は真面目で風格はあまりない
秘蔵度:★★★★★★★ ケッケルトのソロ盤は貴重
ベートーヴェン ロマンス第1番 (Beethoven Romance No.1)
Vn:ルドルフ・ケッケルト、指揮:フェルディナンド・ライトナー バンベルクSO (Vn: R.Koeckert, Cond.: F.Leitner, Bamberg SO)
推薦度:★★★★☆☆☆ 演奏は真面目で風格はあまりない
秘蔵度:★★★★★★★ ケッケルトのソロ盤は貴重
線が細いながら伸びやかに丁寧に演奏しているためとても聞きやすい。幅の狭いポルタメントを効果的に使ったりするが全体的には端正でひそやかな感じ。グラマラスなソリストの演奏とは一線を画す曲にまっすぐな演奏で好感が持てる。
ベートーヴェン ロマンス第2番 (Beethoven Romance No.2)
Vn:ルドルフ・ケッケルト、指揮:フェルディナンド・ライトナー バンベルクSO (Vn: R.Koeckert, Cond.: F.Leitner, Bamberg SO)
推薦度:★★★★☆☆☆ 演奏は真面目で風格はあまりない
秘蔵度:★★★★★★★ ケッケルトのソロ盤は貴重
線が細いがいじらしい歌い方。あまり強く音を出さないがスーッと通る。まさにコンマスの音。音一つ一つ丁寧に実直に鳴らす。普通の人ならヴィブラートや大きな息遣いで主張しそうなところも、静かにひっそりとずっとそこにある小さな花のような音を出していて親しみがわく。