たまには歌謡曲3 中島みゆきと加藤登紀子 この空を飛べたら

中島みゆき この空を飛べたら

加藤登紀子 この空を飛べたら

中島みゆきは、テンポを落としてじっくり歌う。一方加藤登紀子のほうは、昭和の夕方を思い起こさせるような憂いと深みが特徴。この加藤登紀子の歌唱は、特捜最前線でも使われていた。子供が凧をあげているシーン。車いすの子供が団地の部屋から見ているところに、母親が外で凧をあげる。うまくいかないところに、桜井刑事(藤岡弘)がやってきてガーっと上げて子供が喜ぶシーン。このドラマ自体は、エンディングも含めてかなり暗いものだが(そもそも特捜最前線に明るい話はほとんどない)。そんな中この歌は非常にうまく使われ、心に残るものであった。