エッガー ウェーバー 舞踏への勧誘他

日本ビクターのEP盤。1970年代の盤だろうか。武蔵野音大で教鞭をふるっているとあるので、日本だけの発売かも。

推薦度:★★★★☆☆☆ レベルが高い演奏。少し硬いか
秘蔵度:★★★★★★☆ 貴重なエッガーの記録

ウェーバー 舞踏への勧誘 (Weber Invitation to the Dance)

P:マックス・エッガー (P: M.Egger)

推薦度:★★★★☆☆☆ 表現が少し硬い感じもするが丁寧な演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ 珍しいエッガーの演奏

音や表現が少々硬い感じがするが、テンポや全体の構成やバランス、そして間の取り方がうまい。真面目で教科書的だが、誰にでもできる演奏ではない。

ショパン 即興曲第4番「幻想即興曲」 (Chopin Fantaisie Impromptu)

P:マックス・エッガー (P: M.Egger)

推薦度:★★★★☆☆☆ 硬めだがどの音も聞こえるわかりやすい演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ エッガーの貴重な記録

音が生っぽく硬め。演奏も真面目で確かに教育者の演奏という感じでもあるが、決してつまらない演奏ではなく、テンポやフレーズの作り方、間の取り方がとてもうまい。

ショパン 12の練習曲Op.10-3「別れの曲」 (Chopin Etude Op.10-3)

P:マックス・エッガー (P: M.Egger)

推薦度:★★★★☆☆☆ 硬めだがどの音も聞こえるわかりやすい演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ エッガーの貴重な記録

ここでも音は少し硬いがテンポの伸縮や曲の盛り上げ方が自然体で違和感を感じるところは皆無。音そのものがこの曲には少し強い感じもしなくもないが、曲を勉強するにうってつけの演奏。