1960年代前半の日本盤。溝ラベル。落ち着いた音。海外盤に引けを取らない。
推薦度:★★★★☆☆☆ 演奏の質は高い。ただカップリングは脈略ないか。イエペスの最新録音という体だったのかも
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 比較的手に入りやすい音源
ヴィヴァルディ ギター協奏曲 (Vivaldi Guitar concerto)
G:ナルシソ・イエペス、指揮:オドン・アロンソ スペイン国立SO (G: N.Yepes, Cond.: O.Alonzo , National Orchestra of Spain)
推薦度:★★★☆☆☆☆
秘蔵度:★★★☆☆☆☆
一楽章の出だしが少々垢ぬけすぎてどうにもこの曲は馴染めない。二楽章は落ち着いて良い。三楽章はまたジャカジャカしすぎか。オケのせいかもしれない。イエペスのギターは着実な感じだがオケに比べて意外と元気がない。
バッハ シャコンヌ (Bach Chaconne)
G:ナルシソ・イエペス (G: N.Yepes)
推薦度:★★★★★☆☆
秘蔵度:★★★☆☆☆☆
穏やかなシャコンヌである。淡々と語っていく。テンポもそれほど揺らさずに。安定した鳴らし方でギター版シャコンヌの手本のような演奏か。さりげなく音色を変える絶妙さもすごい。嫌な音が一つもない。
パラウ ギター協奏曲 (Palau Guitar Concierto Levantino)
ナルシソ・G:ナルシソ・イエペス、指揮:オドン・アロンソ スペイン国立SO (G: N.Yepes, Cond.: O.Alonzo , National Orchestra of Spain)
推薦度:★★★★★☆☆
秘蔵度:★★★★★☆☆
ロドリーゴのアランフェスとの対比がジャケットにあるが、親しみやすさでは劣るもののなかなか面白い曲であるし、イエペスのスムーズなギターの音が心地よく、伴奏も水を得た魚のように素晴らしい生き生きとした演奏を聞かせてくれる。