米Remington。スパイラル。1950年代中頃のプレスだろう。いつもながらに録音というか音の編集が雑。
推薦度:★★★☆☆☆☆ 音が何せ揺らぐし幅がない
秘蔵度:★★★★☆☆☆ そうはいってもエネスコとヴィラロボスの貴重な自作自演
ヴィラ=ロボス ショーロス第6番 (Villa-Lobos Choros No.6)
指揮:エイトル・ヴィラ=ロボス RIAS SO (Cond.: H.Villa-Lobos, RIAS SO)
推薦度:★★★☆☆☆☆ 音が何せ揺らぐし幅がない
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 意外と普通にまとめた感じ
ヴィラロボス特有のリズム感や響きというものが意外と強調されず、普通のまとまりの良い演奏になってしまった。これはオケが慣れていないところもありそうだ。またヴィラ=ロボスとしては自作を丁寧にしすぎたか、オケに躍動感を与えるまで至らなかったのは残念。録音のせいもあるとは思うが普通の演奏と言ったところか。
エネスコ ルーマニア狂詩曲第1番 (Enesco Rumanian Rhapsody No.1)
指揮:ジョルジュ・エネスコ コンセール・コロンヌO (Cond.: G.Enesco, Concerts Colonne O)
推薦度:★★★☆☆☆☆ 音が何せ揺らぐし幅がない
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 自作自演でフランスオケという珍しさ
音が揺らぐのが非常に残念だが、ラムルーのセンス良い管楽器が魅力。弦は多少高音より。Remington盤だと仕方ないか。中々乗りもよく熱演のように聞こえるが、かえってそれがもどかしい。
エネスコ ルーマニア狂詩曲第2番 (Enesco Rumanian Rhapsody No.2)
指揮:ジョルジュ・エネスコ コンセール・コロンヌO (Cond.: G.Enesco, Concerts Colonne O)
推薦度:★★★☆☆☆☆ 音が乾いていてやせている
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 自作自演でフランスオケという珍しさ
さすがにあいまいさがなく流れも盛り上げ方もうまい。ラムルーだけに木管を中心にフランスの粋な音が魅力。しかしながらここでも音が乾いているというか録音なのか編集なのか、雑な音作りが残念。