1970年代チェコスプラフォン盤。ウルス・シュナイダーという指揮者は初めて聞くが颯爽とした音楽でノリが良い。15歳で学生オケを振ったとあり、ヴァイオリンを学んだとのこと。
推薦度:★★★★☆☆☆ 標準的ながらも珍しい曲とのカップリングがよい
秘蔵度:★★★★☆☆☆ もうひとひねり欲しくもあるが
目次
メンデルスゾーン 交響曲第1番 (Mendelssohn Symphony No.1)
指揮:ウルス・シュナイダー プラハSO (Cond.: U.Schneider, Prague SO)
推薦度:★★★★☆☆☆ 標準的でわかりやすくオケの特性を生かしている
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 胡椒がもう少し聞くと良さそうなのだが
この曲はプロでアンサンブルがしっかりしていれば大抵良い演奏に聞こえる。そのため差が出にくいかもしれない。この演奏もよい演奏だ。多少フレーズが短めで音価も短めでせせこましい部分もあるが、プラハ交響楽団を快活に鳴らし、チェコ特有の弦楽器の美しさを武器になかなかの名演奏ではないだろうか。
メンデルスゾーン 歌劇「異国からの帰郷」~序曲 (Mendelssohn Die Heimkeher aus der Fremde Overture)
指揮:ウルス・シュナイダー プラハSO (Cond.: U.Schneider, Prague SO)
推薦度:★★★★★☆☆ わかりやすく曲を紹介してくれる
秘蔵度:★★★★★☆☆ あまり録音がない曲だけに標準的な演奏で貴重
珍しい曲であるが、演奏はわかりやすくまっとうなアプローチのため、ありがたい。音響もきれいに程よく響き、テンポ感も急がず停滞せず妥当。曲を知るにはちょうど良いと思う。