日Cetra。1970年代~1980年代のプレス
推薦度:★★★★★★☆ 意外と歌に満ちた演奏
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 有名なライブ



ブラームス 交響曲第2番 (Brahms Symphony No.2)
指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ、フィルハーモニアO (Cond: A.Toscanini, Philharmonia O)
推薦度:★★★★★★☆ 意外と歌に満ちた演奏
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 有名なライブ
ここでもブレインの凄さが抜きんでているのがわかる。改めてすごい人であったと。それはさておき、トスカニーニのイタリア人としての歌心が感じられる演奏で、ヴェルディのような感じがするところもある。フィルハーモニアはそのトスカニーニの要求に敏感に応え緊張感の高い音を繰り出している。全体としてはやはり交響曲であり、トスカニーニらしい構成のしっかりした硬さもある。いずれにしても音楽としての完成度が高い名演奏。
ブラームス 悲劇的序曲 (Brahms Tragic Overture)
指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ、フィルハーモニアO (Cond: A.Toscanini, Philharmonia O)
推薦度:★★★★★★☆ 厳格で迫力ある演奏
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 有名なライブ
厳格に迫る。音は硬めに取りがっちり音を出す。その為ふと緩んだところの安心感がたまらない。その対比が凄い。クナッパーツブッシュと全くテンポ感が違うのだが、何となく通じるところもあるように感じてしまう。こちらも悲劇的という題名と曲調にあった大名演。