トスカニーニ フィルハーモニアO ブラームス 交響曲第1番

日CETRA。1970年代末期のプレス。

推薦度:★★★★★★☆ 熱量と密度が濃い名演
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 有名な演奏

ブラームス 交響曲第1番 (Brahms Symphony No.1)

指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ、フィルハーモニアO (Cond: A.Toscanini, Philharmonia O)

推薦度:★★★★★★☆ 熱量と密度が濃い名演
秘蔵度:★★★★★★☆ ブレインが聴けるのもうれしい

オーケストラがトスカニーニに共感し、一心不乱に音に向き合い緊張感をもって演奏している大熱演。硬さ一辺倒ではなく溜めを作るなどの工夫がみられるのも特徴。ホルンはブレイン。素晴らしい。他のパートもうまいのだがブレインは別格。これを聴くだけでも貴重。ただこの演奏の問題は4楽章のトロンボーン。これもある意味有名で、トスカニーニが振り間違えたとか、奏者が極度の緊張で上がってしまったとか。でもまあこれがあったからと言ってこの演奏の価値が極度に下がることはない。こうしたミスを許せない人には受け入れられないだろうが。

第1楽章その1
第1楽章その2
第2楽章
第4楽章その1
第4楽章その2