独EMI。1980年代中頃のプレス
推薦度:★★★★★★★ 同曲のベストであろう名演
秘蔵度:★★★★☆☆☆ CDが普及し始める時期のレコード
ポンセ ヴァイオリン協奏曲 (Ponce Violin Concerto)
Vn:ヘンリク・シェリング、指揮:エンリケ・バティス、ロイヤルPO (Vn: H.Szeryng, Cond: E.Batiz, Royal PO)
推薦度:★★★★★★★ 同曲のベストであろう名演
秘蔵度:★★★★★★★ バティスとシェリングの競演
親しみやすい曲だがシェリングは外見的なアプローチはせず禁欲的に音を研ぎ澄ませてしっかり鳴らし切る。さすがに晩年であり力がない部分もあるが曲を丁寧に紹介してくれる名演奏。バティスもここでは堂々とした風格ある伴奏をつけているのが特徴。
E.ハルフテル ヴァイオリン協奏曲 (E.Halffter Violin Concerto)
Vn:ヘンリク・シェリング、指揮:エンリケ・バティス、ロイヤルPO (Vn: H.Szeryng, Cond: E.Batiz, Royal PO)
推薦度:★★★★★★★ 同曲のベストであろう名演
秘蔵度:★★★★★★★ バティスとシェリングの競演
ハルフテルの協奏曲でも同様、シェリングの誠実なソロが素晴らしい。そしてここではさらにバティスの伴奏がよい。メキシコのオケとの演奏で聴かせた軽く骨組みをあらわにした個性的な音はここでは一切なく全うなバランス感覚でシェリングを支える。風格もあり余裕も感じられる。こちらも名演奏。