非常に高価なSAX 2493盤と1970年代の61155/6の聞き比べ。さすがにSAXは値段がた高くこれ一枚しか持っていない。これもいつのプレスなのかわからないが、本当に価値がある盤かどうか、いまいちわからないが音はたしかに良い。奮発して約一万円のものを購入。
ベートーヴェン 交響曲第8番 (Beethoven Symphony No.8)
指揮:ジョージ・セル クリーヴランドO (Cond., G.Szell, Cleveland O)
推薦度:★★★★★★★ とにかく完成度が高い
秘蔵度:★★★★★★★ 音が良くリズミカルながら重みと透明度がある
演奏は素晴らしい。音はたしかにSAXのほうが丸みがあって艶がある。それに比べると61155のほうは薄く感じられる。ただ61155の方でもとても楽しめる。音の鋭さはこちらのほうが勝り、もしかしたら実演に近いのはこちらかもと思ったりもする。SAXは、セルの演奏は冷たい、という一般的印象を覆す音。ただ、値段がバカ高いことを考えると61155のほうで十分ではないかと。日本コロンビアからソニー盤は論外。米国EPIC~CBSもちょっと立体感に欠ける。そうすると英CBSが選択肢として入る。仏CBSなども聞いてみたい気もする