日新世界。溝ラベル。1960年代後半のプレスだろうか
推薦度:★★★★★★☆ このスケール感凄い
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 珍しいものではない
- 1 グリンカ スペイン序曲第1番「幻想的序曲 ホタ・アラゴネーサ」 (Glinka Spain Overture No.1)
- 2 グリンカ スペイン序曲第2番「幻想的序曲 マドリードの夏の夜の思い出」 (Glinka Spain Overture No.2)
- 3 グリンカ カマリンスカヤ(婚礼の歌と踊りの歌の主題による幻想曲) (Glinka Kamarinskaya)
- 4 グリンカ 幻想的ワルツ (Glinka Valse Fantasie)
- 5 グリンカ 歌劇「ルスランとリュドミラ」~チェルノモール行進曲 (Glinka Chernomors March)
- 6 グリンカ 歌劇「ルスランとリュドミラ」~東洋の踊り (Glinka Oriental Dances)
グリンカ スペイン序曲第1番「幻想的序曲 ホタ・アラゴネーサ」 (Glinka Spain Overture No.1)
指揮:エフゲニー・スヴェトラーノフ ソビエト国立SO (Cond.: Y.Svetlanov, USSR State SO)
推薦度:★★★★★★☆ ブラスパートがとにかく凄い
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 有名な名演奏と言えるだろう
出だしからブラスの充実した響き。かなりスケールが大きい。ロジェストヴェンスキーとモスクワ放送とのコンビに匹敵する。そのため序奏が終わった後のヴァイオリンがとてもチャーミングに聞こえてくる。カスタネットも効果的で楽しい演奏。
グリンカ スペイン序曲第2番「幻想的序曲 マドリードの夏の夜の思い出」 (Glinka Spain Overture No.2)
指揮:エフゲニー・スヴェトラーノフ ソビエト国立SO (Cond.: Y.Svetlanov, USSR State SO)
推薦度:★★★★★★☆ どでかい迫力。スペインはどこえやら
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 有名な名演奏と言えるだろう
兎に角柄のでかい演奏である。金管の大きな包容力。その中に鮮明な木管や弦楽器。とてもバランスよい。旋律はスペインだが、雰囲気はチャイコフスキー。名演奏である。
グリンカ カマリンスカヤ(婚礼の歌と踊りの歌の主題による幻想曲) (Glinka Kamarinskaya)
指揮:エフゲニー・スヴェトラーノフ ソビエト国立SO (Cond.: Y.Svetlanov, USSR State SO)
推薦度:★★★★★★☆ 幻想的だがとても奥が深く広い
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 有名な名演奏と言えるだろう
スケールが大きな演奏だが、細部は意外と丁寧。管楽器を中心に充実した響きを引き出している。
グリンカ 幻想的ワルツ (Glinka Valse Fantasie)
指揮:エフゲニー・スヴェトラーノフ ソビエト国立SO (Cond.: Y.Svetlanov, USSR State SO)
推薦度:★★★★★★★ 幻想的だがとても奥が深く広い
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 有名な名演奏と言えるだろう
曲への愛着と自信がうかがえる。管楽器が特にうまいし、弦楽器の分厚い響きが負けずと主張してくる。そしてどでかいスケールで重々しくリズミカルにうごめく。とにかく圧倒的。ホルンの野暮ったい響きも曲想に合って楽しい。この曲のベストを争う名演奏。
グリンカ 歌劇「ルスランとリュドミラ」~チェルノモール行進曲 (Glinka Chernomors March)
指揮:エフゲニー・スヴェトラーノフ ソビエト国立SO (Cond.: Y.Svetlanov, USSR State SO)
推薦度:★★★★★★☆ ここでも聞き手を圧倒するサウンドの嵐
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 有名な名演奏と言えるだろう
ここまで大きくしなくてもよいと思うくらいでかい。チャーミングなメロディーも不気味なほど。ピチカートの奥深い響きがさらに輪をかけて不気味な雰囲気さえ感じられる。面白い
グリンカ 歌劇「ルスランとリュドミラ」~東洋の踊り (Glinka Oriental Dances)
推薦度:★★★★★★☆ どのパートも気持ちよく鳴りきる
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 有名な名演奏と言えるだろう
思いっきりの良さ。大きく音を鳴らしながらも豊かな残響で心地よい。どのパートもうまいしバランスよくまとまってもいる。とても凄いレベルでの安定感。どの音も自信に満ち溢れていて名演奏。