日Victor。溝ラベル。1960年代前半のプレスだろう。ちょっと盤質が悪いのが残念。
推薦度:★★★★☆☆☆ 明るく元気なワーグナー
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 盤としては珍しくはない
ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」~「ワルキューレの騎行」 (Wagner Ride of the Valkyries)
指揮:レオポルド・ストコフスキー シンフォニー・オブ・ジ・エア (Cond.: L.Stokowski, Symphony of the Air)
推薦度:★★★☆☆☆☆ ちょっと軽いか。音は壮麗だが
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 少し雑な印象
意外と普通。ちょっと音が雑な感じもする。ここでも壮麗な響きなのだが細部に少しこだわりすぎたか意外と音のまとまりによる力がない。
ワーグナー 楽劇「トリスタンとイゾルデ」~第3幕への前奏曲 (Wanger Tristan and Isolde Prelude to act 3)
指揮:レオポルド・ストコフスキー シンフォニー・オブ・ジ・エア (Cond.: L.Stokowski, Symphony of the Air)
推薦度:★★★★★☆☆ 暖かみもあるしっとりとした響き
秘蔵度:★★★★★☆☆ これはスケールも大きく名演だと思う
弦楽器を中心に重厚ながら重くなく、しっとりと心地よい。特に低弦の音に力がこもりアンサンブルの土台をしっかり支えつつ主張もしっかりしてくる。木管も幻想的な音色がとても印象的。
ワーグナー 楽劇「ラインの黄金」~ヴァルハラ城への神々の入城 (Wagner Entry of the Gods into Valahlla)
指揮:レオポルド・ストコフスキー シンフォニー・オブ・ジ・エア (Cond.: L.Stokowski, Symphony of the Air)
推薦度:★★★★☆☆☆ 重厚というより壮麗
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ ストコフスキーファンであれば持っていてよいかも
ストコフスキーにしては意外と仕掛けが少ないような気がする。明るく壮麗で、重厚なドイツの演奏と比べるとかなり趣は異なる。シンフォニー・オブ・ジ・エアもレベルは悪くはないが、トスカニーニ時代に比べると随分緩い感じがする。
ワーグナー 歌劇「タンホイザー」~序曲とヴェヌスベルクの音楽 (Wagner Tannhauser Overture and Venusberg)
指揮:レオポルド・ストコフスキー シンフォニー・オブ・ジ・エア (Cond.: L.Stokowski, Symphony of the Air)
推薦度:★★★☆☆☆☆ 響きよりも流れを重視
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 意外と音に迫力が伴わない
ドイツ系の指揮者の演奏とは違った壮麗な印象。オケは管楽器中心にさすがに上手い。バランスをさりげなくうまく変えて演出しているが、特異なものではないか。その意味ではストコフスキーの演奏として何か期待してしまうがそれがやってこない。ストコフスキーにしては普通の演奏。