英CBS。1960年代後半のプレスだろうか
推薦度:★★★★★☆☆ いかついがレベルは高い
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 音がよい盤
目次
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第1番 (Mozart Violin Concerto No.1)
Vn:アイザック・スターン、指揮:ジョージ・セル、コロンビアSO (Vn: I.Stern, Cond: G.Szell, Columbia SO)
推薦度:★★★★★☆☆ 太字のかっちりした演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ 楽譜に模範的な演奏だが退屈させない
スターンの太くがっちりした音がモーツァルトにどうか、という感じもするが、伴奏のセルもモーツァルトがどうのこうのではなく、楽譜から読み取り、余計なことを排除した伴奏なので、両者同一方向に向かった統一感のある演奏ともいえる。レベルは高い。
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」 (Mozart Violin Concerto No.5)
Vn:アイザック・スターン、指揮:ジョージ・セル、コロンビアSO (Vn: I.Stern, Cond: G.Szell, Columbia SO)
推薦度:★★★★★☆☆ 太字のかっちりした演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ 楽譜に模範的な演奏だが退屈させない
スターンの図太くしっかりどの音も弾く姿勢と、セルのきっちりした伴奏がマッチした演奏。昨今の演奏とはかなり違うアプローチで楽譜に書いてあるところからあまり逸脱しない。それでいて曲を楽しませてくれるのはすごいことだと思う。ただもう少し華やかさというか、明るさというか、抜けた感じがあってもよかったかもしれない。