スロヴァキアSQ ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」、第10番

とにかくローカル色がものすごく出ていてこの団体しか出せない音が沢山あって魅力的。特にファーストヴァイオリンのモージがものすごくうまい。この人、読響のコンマスも務めたことがあるようだ。聴いてみたかった。

推薦度:★★★★★★☆ ローカル色豊かな名演奏
秘蔵度:★★★★★★★ 個人的にはベスト

ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」 (Dvorak String Quartet No.12)

スロヴァキア弦楽四重奏団 (Slovak SQ)

推薦度:★★★★★★☆ ローカル色豊かな名演奏
秘蔵度:★★★★★★★ 個人的にはベスト

これほどチェコ・スロヴァキア圏の弦の響きを感じさせる演奏はないのではないか。4人ともにスラヴの民俗的な音やジプシー風の節回しでゆったりと時が流れていく。細く芯が柔らかく、それでいてなめらかで、明るい音ながらどこかうっすら影があるような、そんな音。節回しも体に沁み込んだもので、独特でありながら違和感を全く感じさせない。都会的な洗練された演奏が昨今多い中、こうした演奏は貴重であまりそうめったに聴けるものではない。数ある演奏の中でマイベストの演奏である。二楽章は全部録音

第1楽章
第2楽章
第4楽章

ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲第10番 (Dvorak String Quartet No.10)

スロヴァキア弦楽四重奏団 (Slovak SQ)

推薦度:★★★★★★☆ ローカル色豊かな名演奏
秘蔵度:★★★★★★★ 個人的にはベスト

この曲でもファーストヴァイオリンを中心にスラヴの血をものすごく感じる演奏になっている。とにかくこのファーストヴァイオリンが響かせ方がものすごくうまい。一楽章の最後や、二楽章のドゥムカなど聴き手を引き込ませる。この演奏を聞くとドヴォルザーク以外の曲は合わないのではとさえ思ってしまうくらい、かなりローカル色が出た演奏で他では聞けない名演奏だと思う。

第1楽章
第2楽章