歌劇場で戦前に活躍したヨハネス・シュラー。ギンペルの伴奏が一番有名か。いくつか復刻もあるようだが、認知が進まないのはナチに加担したためか。ただ、音楽界への復帰は他の大物に比べてかなり早い。まあ、それほど大物というわけではなかったのだろう。ベルリン国立歌劇場の戦後の復興に貢献したとのこと。
米ウラニアで1950年後半くらいか。
推薦度:★★★☆☆☆☆ 雑なところは敬遠する人もいるかも
秘蔵度:★★★★★★☆ 貴重な記録で掘り出し物
ドヴォルザーク 交響曲第5番 (Dvorak Symphony No.5)
指揮:ヨハネス・シュラー ライプツィヒ放送SO (Cond.: J.Schuler, Leipzig Radio SO)
推薦度:★★★☆☆☆☆ 雑なところは敬遠する人もいるかも
秘蔵度:★★★★★★☆ 貴重な記録で掘り出し物
武骨でガサツな勢いのある音で攻めてくる。きれいにまとめようという気はさらさらなく元気に演奏しようというスローガンのもとにオケが一丸となっているような、そんな感じ。おすすめはできないが、シュラーの交響曲は珍しいということもあり貴重。ドヴォルザークの民俗的な旋律やバランスを全く無視した、潔い演奏とも言えるか。