チェコSupraphon。スパイラル。1950年代後半のプレスと思われる。盤質が少々悪いのは残念
推薦度:★★☆☆☆☆☆ 野暮ったいうえにモノラルなので推薦はしない
秘蔵度:★★★★★☆☆ ただ味は濃い
目次
ドヴォルザーク 交響曲第5番 (Dvorak Symphony No.5)
指揮:カレル・シェイナ チェコPO (Cond.: K.Sejna, Czech PO)
推薦度:★★☆☆☆☆☆ モノラルで音の分離が悪く推薦しずらい
秘蔵度:★★★★★☆☆ シェイナの貴重な記録
洗練とは真逆の民族色を前面に出しつつ自国の曲を歌い上げる個性豊かな演奏。最初の出だしのクラリネットなんてたどたどしいのに味がある。この雰囲気はたまらない。かなり野暮ったいが、かなり民俗色が濃い。かっこつけずいつもやっている演奏です、というような感じか。
スメタナ シェークスピア祭のための祝典行進曲 (Smetana Shakespeare Festivities March)
指揮:ヤルミル・ブルグハウザー チェコPO (Cond.: J.Burghauser, Czech PO)
推薦度:★★☆☆☆☆☆ この演奏も分離が悪く詳細がつかみにくい
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 勢いと結束を感じる
これまたかなり野暮ったいが雰囲気はある。分離の悪いモノラルなのが残念だが。ブルグハウザーはドヴォルザークの作品の整理に貢献した人。ここではスメタナの秘曲だが地元に根付いた音をしっかり再現している。とはいえ曲の研究の成果というより想いが先行しているがなかなか面白い演奏となっている。