ルーマニアElectrecord。1960年代のプレスだろうか。シュマッヒャーってどんな指揮者と思っていたらこのLPに出会った。下記参照
ジグモンディ シュマッヒャー バッハ ヴァイオリン協奏曲第2番他│クラシックレコード鑑賞記&よもやま話 (analog-classicalmusic.tech)
推薦度:★★★☆☆☆☆ 精度はもう少し求めたい
秘蔵度:★★★★★☆☆ 活き活きとした秘演
モーツァルト 交響曲第36番「リンツ」 (Mozart Symphony No.36)
指揮:リヒャルト・シュマッヒャー ジョルジュ・エネスコPO (Cond.: R.Schumacher, George Enescu PO)
推薦度:★★★☆☆☆☆ オケの各パートがもう少し
秘蔵度:★★★★★☆☆ 全体として活き活きしている
オケの質がもう少しという点はあるにはあるが、全体として音楽が活きているのが良い。シュマッヒャーという聴きなれない指揮者は、自ら設立したマスタープレイヤーズ室内合奏団を指揮した演奏はあるが、ここではルーマニアの歴史あるオケをうまくまとめ流れの良い演奏を繰り広げている。オケの質は問題ではなく、一生懸命さが伝わってくる演奏は聞いていて楽しい。細やかな表現も魅力的。ちょっと雑なところもあるが。
ハイドン 交響曲第88番「V字」 (Haydn Symphony No.88)
指揮:リヒャルト・シュマッヒャー ジョルジュ・エネスコPO (Cond.: R.Schumacher, George Enescu PO)
推薦度:★★★☆☆☆☆ あともう一歩
秘蔵度:★★★★☆☆☆ モーツァルトより少し雑な印象
細部が少し雑な印象だがここでも音楽は活き活きとしていて前進力がある。シュマッヒャーは明るい響きをオーケストラから引き出すこと成功しているあたりは確かな手腕を感じる。木管を中心にもう少し音色に工夫が欲しいがそれも含めてうまくまとめている。