サージェント ロンドンSO エルガー 威風堂々内1番他

英Decca。スパイラル。1950年代後半のプレスと思われる

推薦度:★★★☆☆☆☆ サージェントファン以外にはどうだろうか
秘蔵度:★★★★★☆☆ 意外と珍しいサージェントの威風堂々

ウォルトン 戴冠式行進曲「宝玉と王杖」 (Walton Orb and Sceptre coronation march)

指揮:サー=マルコム・サージェント ロンドンSO (Cond.: Sr.M.Sargent, London SO)

推薦度:★★★★★☆☆ ステレオならなおよかったが楽しい演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ 親しみやすい曲

メンデルスゾーンの結婚行進曲をド派手にしたような曲。演奏はツボを押さえた確かなもの。さすがサージェント。こうしたイギリスのお祭り騒ぎの曲をうまくまとめる。

バックス 戴冠式行進曲1953 (Bax Coronation March 1953)

指揮:サー=マルコム・サージェント ロンドンSO (Cond.: Sr.M.Sargent, London SO)

推薦度:★★★★★☆☆ サージェントのわかりやすい演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ ノリノリのバックスの曲が楽しめる

どこかで聞いたことがあるような親しみやすいメロディやリズムがふんだんに織り込まれた単純に楽しい曲。1812年のようなところもあったりして実に面白い。サージェントはロンドン響をうまくまとめ上げ迫力ある演奏を繰り広げている。

エルガー 行進曲「威風堂々」第1番 (Elgar Pomp and Circumstance March No.1)

指揮:サー=マルコム・サージェント ロンドンSO (Cond.: Sr.M.Sargent, London SO)

推薦度:★★★★☆☆☆ サージェントらしい四角いけど勢いあり
秘蔵度:★★★★☆☆☆ プロムス常連としてはステレオで残してほしかった

四角いが意外と細部は雑というか勢いに任せるようなところがある。ようはかなり大雑把に曲をとらえているという感じ。でもこのノリはなかなか良い。

エルガー イギリス行進曲(帝国行進曲) (Elgar Imperial march)

指揮:サー=マルコム・サージェント ロンドンSO (Cond.: Sr.M.Sargent, London SO)

推薦度:★★★★★☆☆ かっこいい演奏である
秘蔵度:★★★★★☆☆ サージェントとしてはステレオで残してほしかった

ここはしっかりイギリス国民としての使命を感じさせる風格ある演奏を聴かせている。バカ騒ぎしすぎずそれでいて堂々としているあたりはイギリス人でしか出せない雰囲気かも。

エルガー 行進曲「威風堂々」第4番 (Elgar Pomp and Circumstance March No.4)

指揮:サー=マルコム・サージェント ロンドンSO (Cond.: Sr.M.Sargent, London SO)

推薦度:★★★★☆☆☆ テンポは妥当だが勢いを感じる
秘蔵度:★★★★☆☆☆ これもステレオがあれば

サージェントの良さと悪さが入り交ざった名演。雑な感じだがかっちりした感じ。でも面白く聴ける。自国の曲を演奏している自負を感じる。