ルーハ シモン ブラームス ヴァイオリン協奏曲

ルーマニアElectrecord。1970年代のプレスだろうか。

推薦度:★★☆☆☆☆☆ 冷静に聞くとちょっと高音がきつい
秘蔵度:★★★★★☆☆ ルーハのブラームスは貴重

ブラームス ヴァイオリン協奏曲 (Brahms Violin Concerto)

Vn:ステファン・ルーハ、指揮:エミル・シモン クルジュ=ナポカPSO (Vn: S.Ruha, Cond.: E.Simon, Cluj-Napoca PSO)

推薦度:★★☆☆☆☆☆ 冷静に聞くとちょっと高音がきつい
秘蔵度:★★★★★☆☆ ルーハのブラームスは貴重

テンポはかなりゆったりとしてじっくり歌いあげるルーハ。かなり頑張っているのが伝わってくる。むしろ伝わりすぎて少し余裕がないと感じる部分もあるくらい。それでも思いのたけを曲にぶつけた真剣勝負の演奏。線が細く技巧の安定度も高くはないが、実直な演奏が魅力。そしてシモン率いるクルジュ・ナポカフィルも健闘。ティンパニが効果的になっているのが印象的。特にフレーズの最後に轟いたりして他にはあまりない表現。響きも重厚とまでいかないが雄大な伴奏をつけている。

第1楽章その1
第1楽章その2
第3楽章その1
第3楽章その2