ルドルフ メトロポリタン歌劇場 プッチーニ 歌劇「蝶々夫人」 (2/2)

米Columbia。スパイラル。1950年代前半のプレスと思われる。LPとしては蝶々夫人初録音。その2

推薦度:★★★★☆☆☆ ルドルフの軽快な指揮が魅力
秘蔵度:★★★★★☆☆ 知られざるメトロポリタン歌劇場の演奏

プッチーニ 歌劇「蝶々夫人」 (Puccini Madame Butterfly)

S:エレノア・スティーバー、Ten:リチャード・タッカー、Br:ジュゼッペ・ヴァルデンゴ、指揮:マックス・ルドルフ メトロポリタン歌劇場O、Cho (S: E.Steber, Ten: R.Tucker, Br: G.Valdengo, Cond.: M.Rudolf, Metropolitan Opera O,Cho)

推薦度:★★★★☆☆☆ ルドルフの軽快な指揮が魅力
秘蔵度:★★★★★☆☆ 知られざるメトロポリタン歌劇場の演奏

スティーバーは不器用な感じもするが、大柄で声が太くしっかりしている。ちょっと芝居かかりすぎの部分がありビブラートが大きすぎて不安定に感じるところもあるが、なかなかの名唱。タッカーは細くもう少し主張してほしい部分もあるが、安定感がありピンカートン役をうまくこなしている。そしてここではマックス・ルドルフの指揮の素晴らしさが一番の魅力。出だしからオケを颯爽と引っ張り大柄な演奏となっている。メトロポリタンのオケはさすがにうまいが、これをうまく統率できているのは並々ならぬ実力の持ち主である。

間奏曲
さらば、愛の巣
フィナーレ