日Philips.溝ラベル。1960年代中頃のプレスだろう
推薦度:★★★★★★☆ 中々の名演奏
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 日本盤で値が付かないが
プロコフィエフ 交響曲第1番「古典的」 (Prokofiev Symphony No.1)
指揮:ヴィトルド・ロヴィツキ、ウィーンSO (Cond: V.Rowicki, Vienna SO)
推薦度:★★★★★★☆ 中々の演奏である。すっきりとしながらも音をしっかり出し切る
秘蔵度:★★★★★★☆ 忘れ去られるには惜しい
ウィーン響ってこんなに清々しい音を出したっけという言うくらい爽快な演奏。ロヴィツキ特有のごつさがあり、交響曲であることを意識した演奏だが、各パートなかなか活き活きとした音で楽しんでいる様子がうかがえる。
ショスタコーヴィチ 交響曲第1番 (Shostakovitsch Symphony No.1)
指揮:ヴィトルド・ロヴィツキ、ウィーンSO (Cond: V.Rowicki, Vienna SO)
推薦度:★★★★★★☆ 立体感があって見通しがいい
秘蔵度:★★★★★★☆ ウィーン響をうまく鳴らしている
いい演奏である。ウィーン交響楽団の音も実に充実しているし、少々四角四面ではあるが見通しがよく、各パートがロヴィツキの要求にしっかり応じていることや、表現やフレーズ感含めてかなり意欲的。当時ショスタコーヴィチの曲をまだそれほど演奏していなかった時代、挑戦という意気込みを感じる。かなり明るい感じがショスタコーヴィチファンには受けないかもしれないが、私は聞きやすく名演奏だと思う。