オランダCBS。1970年代前半のプレスだろうか。全曲録音しているにもかかわらず3曲抜けている？ヴァンガード盤では全曲あるようだが。もっとも一枚に収めるのは少々無理もあるが
推薦度：★★★☆☆☆☆ なぜ全曲ではないのか。演奏としては良いのだが
秘蔵度：★★★★★☆☆ ゆったりとしながらも楽し気な演奏
目次
ドヴォルザーク スラヴ舞曲作品46 (Dvorak Slavonic Dances Op.46)
指揮：マリオ・ロッシ ウィーンSO (Cond.: M.Rossi, Vienna SO)
推薦度：★★★☆☆☆☆ 4番がないのが残念
秘蔵度：★★★★★☆☆ ゆったりとしながらも楽し気な演奏
比較的テンポを遅めに取る曲が多いが、停滞することなく明るめの音。ウィーンのオケの響きの良さを感じさせるなかなかの好演奏。特に聞きものは、第3番での落ち着いた表現と弦楽器の優雅な音(微妙なポルタメントが絶妙)。第5番の颯爽と騒がしくな楽し気な軽快な音楽。
ドヴォルザーク スラヴ舞曲作品72 (Dvorak Slavonic Dances Op.72)
指揮：マリオ・ロッシ ウィーンSO (Cond.: M.Rossi, Vienna SO)
推薦度：★★★☆☆☆☆ 3、4番がないのが残念
秘蔵度：★★★★★☆☆ 響きが好ましい演奏
有名な第2番(第10番)ではかなり速めのテンポを取るが、ほかの曲は概して余裕があるテンポ設計。そして音を十分に鳴らしながら、バランスをうまくとり、重苦しさを感じさせない、むしろ明るい音色で楽し気にまとめた好演奏。ゆえに一部の曲がないのが非常に残念。ここでの聞きものは第1番の笑顔が見えてくるような明るい音楽と、第5番の劇的な演奏。
