ローズ ミトロプーロス ブロッホ ヘブライ狂詩曲「シェロモ」他

日Columbia。スパイラル。溝ラベル。1950年代中頃のプレスだろう

推薦度:★★★★★★☆ モノラルながら名演だと思う
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 日本盤だが意外と見かけない

ブロッホ ヘブライ狂詩曲「シェロモ」 (E.Bloch Schelomo)

Vc:レナード・ローズ、指揮:デミトリ・ミトロプーロス ニューヨークPO (Vc: L.Rose, Cond.: D.Mitropoulos, New York PO)

推薦度:★★★★★★☆ 雄大なスケール感。素晴らしい
秘蔵度:★★★★★★☆ ローズの真っすぐなチェロが魅力

まずミトロプーロス指揮のニューヨークフィルの素晴らしさに感動する。モノラルながら色彩と大きな空間を感じさせる。とにかくオーケストラの状態が良く各パートも充実している。厚みがありながら透明度もある感じ。そしてそこにローズの真っすぐなチェロがまたいい味を出している。名手にしては録音の数が少ないのが残念だとつくづく思う。同曲中指折りの名演奏だと思う。

その1
その2

サン=サーンス チェロ協奏曲第1番 (Saint-Saens Cello Concerto No.1)

Vc:レナード・ローズ、指揮:デミトリ・ミトロプーロス ニューヨークPO (Vc: L.Rose, Cond.: D.Mitropoulos, New York PO)

推薦度:★★★★★★☆ 雄大なスケール感。素晴らしい
秘蔵度:★★★★★★☆ ローズの真っすぐなチェロが魅力

ここでは曲想からそれほど大柄なものにはならないが、すっきりした中に緊張感が走っていてかなり立派な伴奏をバックにローズの実直なチェロがしっかり主張していてなかなかの名演奏。技巧も滑らかで迫力はそれほどでもないが、ミトロプーロスに負けない力強さを持っている。

第1楽章
第3楽章