ロスバウト バイエルン放送SO モーツァルト 交響曲第41番「ジュピター」、第39番

米Mercury。溝ラベル。スパイラル。1950年代中頃のプレスだろうか

推薦度:★★★☆☆☆☆ 名曲だけに推薦というわけにはいかないが面白い。
秘蔵度:★★★★★★☆ ロスバウトのこの演奏は珍しいと思う。結構やかましい感じがいい。

モーツァルト 交響曲第41番「ジュピター」 (Mozart Symphony No.41)

指揮:ハンス・ロスバウト、バイエルン放送SO (Cond: H.Rosbaud, Bavarian State Radio SO)

推薦度:★★★☆☆☆☆ 名曲だけに推薦というわけにはいかないが面白い。
秘蔵度:★★★★★★☆ ロスバウトのこの演奏は珍しいと思う。結構やかましいのがいい。

勢いがありごついジュピター。でもどの音も逃がさない心意気があってすべてを音にする。そこに感情を一切込めずに音だけで勝負している。音が古い上に厳しい扱いなのでモーツァルト特有の優雅な感じは後退しているが、演奏としてのレベルは高いと思う。とにもかくにもロスバウトがバイエルン放送SOを振ったモーツァルト、貴重である。

第1楽章

モーツァルト 交響曲第39番 (Mozart Symphony No.39)

指揮:ハンス・ロスバウト、バイエルン放送SO (Cond: H.Rosbaud, Bavarian State Radio SO)

推薦度:★★★☆☆☆☆ 名曲だけに推薦というわけにはいかないが面白い。
秘蔵度:★★★★★★☆ ロスバウトのこの演奏は珍しいと思う。結構やかましいのがいい。

はじめの序奏でのリズムの処理が、この当時からいまのトレンドである方法がとられているのが興味深い。ただ、全体としてはかなりがっちりしたリズムの処理で硬い印象。その分しかめっ面なモーツァルト。勢いがあり集中力が高く、交響曲の印象を強く出た演奏。

第1楽章
第4楽章