日本VOX。1970年代中頃のプレスだろうか
推薦度:★★☆☆☆☆☆ 秘曲好きであれば。
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ 演奏は真面目だが
エルンスト ヴァイオリン協奏曲 (Ernst Violin Concerto)
Vn:アーロン・ローザンド、指揮:ルイ・ド・フロマン ルクセンブルク放送O (Vn: A.Rosand, Cond.: L.de Froment, Luxenbourg Radio O)
推薦度:★★☆☆☆☆☆ 技巧的にかなり難しいうえに聞かせるのも難しそう
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ 演奏は真面目だが少々散漫な感じ
演奏は悪くはない。曲も悪くはない。ただ、どちらに原因があるかわからないが少々散漫。ローザンドのヴァイオリンの切れや、ド=フロマンとルクセンブルクの名コンビの溌溂とした音が部分的に出てくるのだが、何となく持続しない。技巧的にも曲想的にも難易度が高い曲にも思えるし、そもそも曲の魅力がそれほどないようにも思えるし。
ゴダール ヴァイオリン協奏曲 (Godard Violin Concerto)
Vn:アーロン・ローザンド、指揮:ルイ・ド・フロマン ルクセンブルク放送O (Vn: A.Rosand, Cond.: L.de Froment, Luxenbourg Radio O)
推薦度:★★★☆☆☆☆ 曲としても演奏としても標準的か
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ ローザンドの誠実なアプローチが効いているが。
アルバムとしてはエルンストのほうが主となっているが、曲、演奏ともにゴダールのほうが主としたほうがよさそうな感じ。確かに曲としての技術レベルはエルンストのほうがはるかに高いように感じるが、曲として成り立つバランスを考えるとこちらのほうが曲としていいかなと。ただ、そうはいっても、曲、演奏ともに推薦に値するほど魅力的かと言われると苦しいところ。