日Reader’s Digest。溝ラベル。ジャンク救出。箱無しのため一枚一枚簡易的なジャケットを作成

推薦度:★★★★★☆☆ 演奏は玉石混合
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ 値段がつかないものだが

ロッシーニ 歌劇「セミラーミデ」~序曲 (Rossini Semiramide Overture)

指揮:マッシモ・フレッチャ ローマPO (Cond.: M.Freccia, Roma PO)

推薦度:★★★☆☆☆☆ 勢いがあるにはあるがオケの質が気になるかも
秘蔵度:★★★★★☆☆ イタリア気質の面白い演奏

とにかくテンポが速く颯爽としている。硬さはないが弾力があるわけでもなくカラッとした音がロッシーニには合うのでは。フレッチャの貴重な記録でもある。ただ縦の線が怪しいオケは好悪分かれるかも。私は面白いと思う。

チャイコフスキー バレエ「眠れる森の美女」~ワルツ (Tchaikovsky Sleeping Beauty Ballet Waltz)

指揮:マッシモ・フレッチャ ローマPO (Cond.: M.Freccia, Roma PO)

推薦度:★★★☆☆☆☆ この演奏も結構前向き
秘蔵度:★★★★☆☆☆ これも珍しいフレッチャの演奏

チャイコフスキーらしいところはなく、またバレエ音楽という雰囲気もない。このテンポの速さあ踊りにくいのではないだろうか。しかし演奏としては迫力があって面白い

チャイコフスキー スラヴ行進曲 (Tchaikovsky Marche Slave)

指揮:マッシモ・フレッチャ ローマPO (Cond.: M.Freccia, Roma PO)

推薦度:★★★★☆☆☆ フレッチャ得意のスラヴ行進曲?
秘蔵度:★★★★★☆☆ 最後のティンパニなど結構面白い仕掛けあり

フレッチャとしては、ロンドンフィルとの共演もある。録音時期が近そうだけに同じ演奏かも聞き比べたが、ちょっと違う。フィナーレ前のティンパニの強打はフレッチャ得意の表現なのか、両方の演奏で同じように浮きだたせているが、ロンドンフィルは途中でディミヌエンドするのに対し、ローマ盤では勢いのまま進めるなどの違いがある。両方とも力のこもった演奏で面白く聴ける。

その1
その2

エロール 歌劇「ザンパ」~序曲 (Herold Zampa Overture)

指揮:マッシモ・フレッチャ ローマPO (Cond.: M.Freccia, Roma PO)

推薦度:★★★★☆☆☆ フレッチャに合う曲である。勢いが良い
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 明るい響きが良い

フレッチャに合う曲である。勢いと明るい響きが特徴で生き生きしている。聴かせどころはしっかり押さえたなかなか良い演奏

ヴェルディ 歌劇「アイーダ」~凱旋行進曲 (Verdi Aida Grand Marche)

指揮:マッシモ・フレッチャ ローマPO (Cond.: M.Freccia, Roma PO)

推薦度:★★★★☆☆☆ これもイタリアのカラッとした響きが魅力
秘蔵度:★★★★★☆☆ 明るく楽しもうぜ、というノリ

オケのレベルがそれほど高くはないがかっこつけることはなく、気持ちよく鳴らしきる。フレーズ感も面白く、トランペットが特に音の抜け方など他ではなかなか聞けないものになっている。技量が無いだけ?ではないと思う。

ヘンデル 歌劇「クセルクセス」~ラルゴ (Handel Xerxes Largo)

指揮:マッシモ・フレッチャ ローマPO (Cond.: M.Freccia, Roma PO)

推薦度:★★☆☆☆☆☆ こうした曲は苦手か。いたって普通の出来
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ フレッチャのヘンデル、珍しいともいえる

演奏は悪くないが、普通の出来の域を出ない感じ。フレッチャとしてはもっと爆発がある曲のほうが合いそう

ポンキエルリ 歌劇「ラ・ジョコンダ」~時の踊り (Ponchielli Dance of the Hours)

指揮:マッシモ・フレッチャ ローマPO (Cond.: M.Freccia, Roma PO)

推薦度:★★★★☆☆☆ 縦の線より横の線。勢いあり
秘蔵度:★★★★★☆☆ これもフレッチャの勢いある指揮が面白い

チャーミングな感じはなく、縦の線を気にせず自由に流れる。それも面白い。勢いも十分でありフレッチャとの相性の良い曲である。ローマの能天気なオケがこれまた楽しい。

その1
その2