プーレ親子 モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第4番他

米Remington。スパイラル。1950年代中頃のプレス。盤質が悪いのが残念

推薦度:★★★★☆☆☆ プーレ親子の演奏は好演
秘蔵度:★★★★★☆☆ 親子共演は貴重

モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第4番 (Mozart Violin Concerto No.4)

Vn:ジェラール・プーレ、指揮:ガストン・プーレ オーストリアSO (Vn: Gerard Poulet, Cond.: Gaston Poulet, Austrian SO)

推薦度:★★★★☆☆☆ 父の伴奏のもと自由に弾いている
秘蔵度:★★★★★☆☆ 10代とは思えない堂々とした演奏

表現も音もかなり自由に思いっきり弾いている。若いながらも後年の端正な音が聴けるし、一生懸命さが伝わりなかなかの好演。オーケストラも暖かく包み込み息子の演奏を見守る。盤質が悪いのが非常に残念だが。

第1楽章
第3楽章

モーツァルト 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」~序曲 (Mozart Don Giovanni Overture)

指揮:グスタフ・コスリク オーストリアSO (Cond.: G.Koslik, Austrian SO)

推薦度:★★★★☆☆☆ 古めかしいがまとまりがある
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 重厚な演奏

かなり重い演奏だがオーケストラがよく鳴っていて迫力ある。切れはないが当時の標準的な演奏といえる。

モーツァルト 歌劇「後宮からの逃走」~序曲 (Mozart Die Entfuhrung aus dem Serail Overture)

指揮:グスタフ・コスリク オーストリアSO (Cond.: G.Koslik, Austrian SO)

推薦度:★★★★☆☆☆ 古めかしいがまとまりがある
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 重厚な演奏

想いが勢いがありその分迫力も感じられる。オーケストラも楽しんで演奏している様子。間の取り方など指揮者との一体感が感じられて好ましい

モーツァルト 歌劇「皇帝ティートの慈悲」~序曲 (Mozart La Clemenza di Tito Overture)

指揮:グスタフ・コスリク オーストリアSO (Cond.: G.Koslik, Austrian SO)

推薦度:★★★★☆☆☆ 古めかしいがまとまりがある
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 重厚な演奏

丸みを帯びた四角い演奏。音はモノラルだけにちょっと潤いが無いがそれでもオーケストラの響きはしっかり聞ける。ちょっと表現は硬いが堅実な演奏である