ピカイゼン ロジェストヴェンスキー メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲他

仏Le Chant du Monde。1970年代のプレスだろう

推薦度:★★★☆☆☆☆ かなり特殊な演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ ロジェベンに負けずとピカイゼン攻める

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 (Mendelssohon Violin Concerto)

Vn:ヴィクトル・ピカイゼン、指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、モスクワ放送SO (Vn: V.Pikaizen, Cond: G.Rozhdestvensky, Moscow RSO)

薦度:★★★☆☆☆☆ かなり特殊な演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ ロジェベンに負けずとピカイゼン攻める

線が細い鋼のような音で、ヴィブラート大目、そしてかなり不安定なほどに音が揺れながらもかなりえぐる。それでも真剣そのもの姿勢が伝わってくる迫真の演奏。さらにはロジェストヴェンスキーの大きすぎる雄大なバック。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲のイメージから最も遠い位置に存在する演奏。ただそれだけにとても楽しめる演奏。

第1楽章
第2楽章
第3楽章

ヴィエニャフスキー ヴァイオリン協奏曲第1番 (Wieniawski Violin Concerto No.1)

Vn:ヴィクトル・ピカイゼン、指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、モスクワ放送SO (Vn: V.Pikaizen, Cond: G.Rozhdestvensky, Moscow RSO)

薦度:★★★☆☆☆☆ かなり特殊な演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ ロジェベンに負けずとピカイゼン攻める

かなり粘り腰でぐいぐい音に食い込んでくるピカイゼン。ねちっこい演奏だが面白い。感情をかなり込めて弾く姿が浮かぶ。そして容赦ないロジェストヴェンスキーの伴奏の雄大さ。かなり特殊な演奏といえるが楽しい。

第1楽章
第3楽章