伊Foint Cetra。1970年代後半のプレスだろうか
推薦度:★★★★★★☆ サリエリが無能ではなかったことがわかる
秘蔵度:★★★★★☆☆ 特にラフォリアは聞きもの
サリエリ シンフォニア「ヴェネツィアーナ」 (Salieri Sinfonia Venetiana)
指揮:ゾルターン・ペシュコー ロンドンSO (Cond.: Z.Pesko, London SO)
秘蔵度:★★★★★☆☆ ロンドン響の澄んだ響きが特徴
交響曲にしたのは本人ではないとのこと。元になった曲はサリエリのものということなのだが、確かに心に残るかという点で言うと、微妙かもしれないが親しみやすさ、さわやかさがあるなかなか良い曲。演奏も颯爽と明るく丁寧で素晴らしい演奏だと思う。
サリエリ シンフォニア「聖名祝日」 (Salieri Sinfonia Il Giorno Onomastico)
指揮:ゾルターン・ペシュコー ロンドンSO (Cond.: Z.Pesko, London SO)
推薦度:★★★★★★☆ 軽快な音楽と演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ サリエリ唯一の交響曲ということで貴重
明るい音階を駆使してさわやかな曲。演奏のよるところも大きいとは思うが、もう少し注目されてもよい曲だと思う。確かにモーツァルトと比べてしまうと、ではあるが、決して無能な作曲家ではなかったことがこの曲でもわかる。ペシュコーとロンドン響はこの曲の紹介にうってつけの名演奏
サリエリ スペインのラ・フォリアによる26の変奏曲 (Salieri Variazioni Sull Aria La Follia di Spagna)
指揮:ゾルターン・ペシュコー ロンドンSO (Cond.: Z.Pesko, London SO)
推薦度:★★★★★★☆ 編曲というか楽器の編成がとにかく面白い
秘蔵度:★★★★★★★ サリエリは編曲者だったかも
ストコフスキーかと思わせるような楽器の使い方が楽しい。ラ・フォリアの旋律と変奏をハープやソロヴァイオリンなどを駆使して面白く聞かせてくれる。演奏も立体感があり適度の重さとリズム感がバランスよく織り込まれていて名演奏。終わり方もかなり安易でこれはこれで面白い。これはかなりの掘り出し物であると思う。