英EMI。1970年代中頃のプレス。
推薦度:★★★★☆☆☆ はっきりくっきりそして風格ある屈託のない音
秘蔵度:★★★★★☆☆ オグドン作曲?貴重か
目次
ショスタコーヴィッチ ピアノ協奏曲第2番 (Shostakovitch Piano Concerto No.2)
P:ジョン・オグドン、指揮:ローレンス・フォスター ロイヤルPO (P: J.Ogdon, Cond.: L.Foster, Royal PO)
推薦度:★★★☆☆☆☆ 政治色が一切感じられないすっさりしたショスタコ
秘蔵度:★★★★★☆☆ 大変みずみずしい
ショスタコーヴィッチということで構えたりせず、楽譜を忠実に読み込み、はっきりとした音で分かりやすく演奏している。その意味ではショスタコーヴィッチ好きには敬遠されてしまうかも。2楽章などはショパンのようにも聞こえてくる。肩を怒らせることなく、リラックスして聴けるショスタコーヴィッチということで異色だがなかなかの好演奏である。フォスターもすっきりとした伴奏をつけていてバランスが良い。
オグドン ピアノ協奏曲第1番 (Ogdon Piano Concerto No.1)
P:ジョン・オグドン、指揮:ローレンス・フォスター ロイヤルPO (P: J.Ogdon, Cond.: L.Foster, Royal PO)
推薦度:★★★☆☆☆☆ 意欲作だと思うがちょっと支離滅裂か
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 自作に没頭しているが聞き手を置いてけぼり
とても意欲策でオグドンも意気揚々と演奏している。フォスターも丁寧な伴奏で迫力も十分。ただ、どことなく支離滅裂というか、部分的に面白いところが沢山あるのだが全体がつながらない感じ。とはいってもオグドンの自作自演は貴重ではある。