ちょっと長らく不通になってしまいましたが、再開します

日Columbia。1960年代前半のプレス

推薦度:★★★★★☆☆ 輝かしい演奏
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 日本盤でも貴重では

ボロディン 歌劇「イーゴリ公」~序曲 (Borodin Prince Igor Overture)

指揮:ロヴロ・フォン・マタチッチ フィルハーモニアO (Cond.: L.v.Mataic Philharmonia O)

推薦度:★★★★☆☆☆ がタイのでかい演奏
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 響きが充実

マタチッチ特有の武骨さや不器用さの中に実直な部分がありまっすぐな演奏で、それをフィルハーモニアのオケの響きで中和されているようなそんな感じの演奏。この曲ではもう少し前進力があってもよいかも

ボロディン 歌劇「イーゴリ公」~ダッタン人の行進 (Borodin Prince Igor Polovtsian March)

指揮:ロヴロ・フォン・マタチッチ フィルハーモニアO (Cond.: L.v.Mataic Philharmonia O)

推薦度:★★★★★☆☆ 楽しげでもあり大きな演奏
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 曲としても踊り比べて演奏機会が少ないが面白い

不気味さも感じられる行進曲。これをかなり大きなスケール感を持って演奏を仕上げている。フィルハーモニアの各パートのうまさが光り充実感がある。

ボロディン 歌劇「イーゴリ公」~ダッタン人の踊り (Borodin Prince Igor Polovtsian Dances)

指揮:ロヴロ・フォン・マタチッチ フィルハーモニアO (Cond.: L.v.Mataic Philharmonia O)

推薦度:★★★★☆☆☆ 意外と穏やかな印象 
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 真面目過ぎるくらい真面目化

バカ騒ぎすることなく素直に進めていく。特に木管がうまく穏やかな部分では落ち着く。マタチッチ特有の硬さもあり、発散しすぎない演奏は安心して聴ける。もう少し、はじけてもよいとは思うが

その1
その2

ムソルグスキー はげ山の一夜 (Mussorgsky A Night on the bare Mountain)

指揮:ロヴロ・フォン・マタチッチ フィルハーモニアO (Cond.: L.v.Mataic Philharmonia O)

推薦度:★★★★★★☆ かなり大柄な名演奏 
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 意外とテンポも揺らす

迫力満点。マタチッチの武骨さが不気味なくらい大迫力。テンポも結構揺らしながら重戦車が動き回る。なかなかの名演奏。

リムスキー=コルサコフ 序曲「ロシアの復活祭」 (Rimsky-Korsakov Russian Easter Festival Overture)

指揮:ロヴロ・フォン・マタチッチ フィルハーモニアO (Cond.: L.v.Mataic Philharmonia O)

推薦度:★★★★★★☆ かなり大柄な名演奏 
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 意外とテンポも揺らす

この曲もかなり大柄ですっきりオケを鳴らしきる。底力があるというか、腹の底から音が出ているような強さも感じる。祭りという華やかさというよりは壮麗な印象。素晴らしいスケール感である。