マルティノン ロンドンSO ショスタコーヴィチ 交響曲第1番、バレエ組曲「黄金時代」

日本Victor。1960年代中頃のプレス。溝あり。

マルティノンの珍しいショスタコーヴィチ。正規のスタジオ録音としてはこれだけではなかろうか。

推薦度:★★★★☆☆☆ まっとうな演奏。少し大人しすぎかも
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ それほど秘蔵でもないかもしれないがマルティノンのショスタコは貴重になるかも

ショスタコーヴィチ 交響曲第1番 (Shostakovich Symphony No.1)

指揮:ジャン・マルティノン ロンドンSO (Cond.: J.Martinon, London SO)

推薦度:★★★★☆☆☆ まっとうな演奏。少し大人しすぎかも
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ それほど秘蔵でもないかもしれないがマルティノンのショスタコは貴重になるかも

テンポは遅めの四角い形状。ロンドンSOの音も硬めで乾いている感じ。肩の力が適度に入った厳つい演奏。これは作曲家でもあったマルティノンの、楽譜を見た研究の成果でもあろう。考えてみるとこの二人ほぼ同年代。この録音した時はショスタコーヴィチも存命で、マルティノンとしては尊敬と同年代を生きる作曲家としての同志みたいなものを感じていたのかもしれない。改めて交響曲であることを認識させられるほど、政情をなどを排した純音楽になっている。ただこの辺りは好悪が分かれそうである。

第2楽章
第4楽章

ショスタコーヴィチ バレエ「黄金時代」組曲 (Shostakovich The Age of Gold)

指揮:ジャン・マルティノン ロンドンSO (Cond.: J.Martinon, London SO)

推薦度:★★★★☆☆☆ まっとうな演奏。少し大人しすぎかも
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ それほど秘蔵でもないかもしれないがマルティノンのショスタコは貴重になるかも

この演奏ではバレエ曲という雰囲気は一切ない。それはマルティノンの曲に対する分析が過ぎたかもしれない。さすがにもう少し流れと活きの良さが欲しい。構成を真面目にとらえた管弦楽曲としては良い演奏だともいえるが。

ポルカ、踊り