マヒューラ オッテルロー ブロッホ ヘブライ狂詩曲「シェロモ」、ラロ チェロ協奏曲

米Epic。スパイラル。1950年代後半のプレスだろうか。

推薦度:★★★★★★☆ 感情を込めた名演 
秘蔵度:★★★★★☆☆ マヒューラの素晴らしいチェロが聞けるのが貴重

ブロッホ ヘブライ狂詩曲「シェロモ」 (Bloch Schelomo)

Vc:ティボール=デ・マヒューラ、指揮:ヴィレム=ヴァン・オッテルロー、ハーグPO (Vc: T.d. Machula, Cond: W.v.Otterloo, Haag PO)

推薦度:★★★★★★☆ 感情がこもった熱演 
秘蔵度:★★★★★☆☆ マヒューラとオッテルロー、ともに迫力満点

独特な旋律を持つこの曲を情緒豊かに感情をこめて演奏している。マヒューラのごつごつしながらも勢いのあるチェロが素晴らしいしオッテルローの風格と迫力満点の伴奏がまた素晴らしい。嵐が吹き荒れる感じの分厚い演奏。

その1
その2

ラロ チェロ協奏曲 (Lalo Cello Concerto)

Vc:ティボール=デ・マヒューラ、指揮:ヴィレム=ヴァン・オッテルロー、ハーグPO (Vc: T.d. Machula, Cond: W.v.Otterloo, Haag PO)

推薦度:★★★★★★☆ 不器用ながら曲に切り込んでいく
秘蔵度:★★★★★★☆ この曲でも両者の熱が伝わる

ちょっと不器用な感じだがそれがかえって曲の魅力をえぐりだしてくれている。技巧というよりも音楽に没頭しているので熱い。そしてオッテルローも容赦なく堂々とオケを鳴らしまくる。素晴らしい演奏だと思う。