日本盤で1970年中頃のプレス。5000円もしたのか。音は中々まとまっていてよい。
推薦度:★★★★★★☆ 個人的にはもっと評価されてもよい演奏と感じる
秘蔵度:★★★★★☆☆ 好みにぴったしというわけではないが若いマゼールは良い
ブルックナー 交響曲第5番 (Bruckner Symphony No.5)
指揮:ロリン・マゼール ウィーンPO (Cond.: L.Maazel, Vienna PO)
推薦度:★★★★★★☆ 個人的にはもっと評価されてもよい演奏と感じる
秘蔵度:★★★★★☆☆ 好みにぴったしというわけではないが若いマゼールは良い
あまり見向きもされない感じもするが、少なくとも晩年のバイエルン放送SOとの超低速演奏よりはるかに良い演奏だと思う。ウィーンフィルの絹のようなきれいな音をこれ見よがしに響かせてくる。特にヴァイオリニストだけあってかヴァイオリンを実にきれいな音でぎりぎりまで長く響かせる。これに魅了してしまう。まだ若かったころのマゼールもやる気がみなぎっており、この名門オケをしっかり操っている。相性も良かったのだろうし、かっこいい仕掛け(バランス感覚)も結構出てくるので演奏していて楽しかったのだろう。