1960年後半から1970年前半の日本盤。
推薦度:★★★★★☆☆ 暖かい響き
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 盤としては珍しいものではないか
ハイドン 交響曲第31番「ホルン信号」 (Haydn Symphony No.31)
指揮:レオポルド・ルードヴィヒ バイエルン放送SO (Cond.: L.Ludwig, Bayerischen Rundfunks SO)
推薦度:★★★★★☆☆ 暖かい響きで職人芸
秘蔵度:★★★★★☆☆ 珍しいルードヴィヒのハイドン
大きな編成ながらテンポ、バランスが絶妙でオケをうまく統率した名演奏である。全体的にバイエルン放送の特徴である暖かみのある響きを駆使し、各パートがアンサンブルを自発的に楽しんでいる雰囲気もある。ホルンの響きが柔らかくて特に心地よい。とにかく穏やか歯ごたえがないくらい暖かい空気に包み込まれるような演奏となっている。最近のハイドン像とは全く異なる感じだが、こうした演奏は中々できるものではない。
ハイドン 交響曲第73番「狩」 (Haydn Symphony No.73)
指揮:レオポルド・ルードヴィヒ バイエルン放送SO (Cond.: L.Ludwig, Bayerischen Rundfunks SO)
推薦度:★★★★★☆☆ 暖かい響きで職人芸
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 珍しいルードヴィヒのハイドン
バランス良くまとめた演奏で。きびきびしながらどこも明るく響く演奏。こうした大きな編成のハイドンはいまではあまり聴くことはできないのではないだろうか。この緩い感じのルートヴィッヒの演奏は貴重で、いつまでもバイエルンの響きにつかりたくなるようなそんな気持ちにさせてくれる。