米Polydor。スパイラル。1950年代中頃のプレスと思われる。
推薦度:★★☆☆☆☆☆ いかんせんオケが硬い
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 貴重だとは思うが
目次
モーツァルト メヌエット ニ長調K.355 (Mozart Menuett K.355)
P:リリー・クラウス
推薦度:★★★★★☆☆ 穏やかながら芯がある演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ モーツァルト弾きの面目躍如たる演奏
穏やかな曲だが芯がしっかりした演奏。さすがクラウス。こうした小品でも間の取り方、テンポ感が絶妙でうまい。
モーツァルト ロンドK.485 (Mozart Rondo K.485)
P:リリー・クラウス
推薦度:★★★★★☆☆ 硬めの録音ながらクラウスの可憐なピアノが魅力
秘蔵度:★★★★★☆☆ 貴重だとは思うが
録音のせいか硬質な音だがはっきりした意見を言う感じの演奏で説得力がある。
モーツァルト ピアノ協奏曲第20番 (Mozart Piano Concerto No.20)
P:リリー・クラウス、指揮:エンリケ・ホルダ プロ・ムジカO (P: L.Kraus, Cond.: E.Jorda, Pro Musica O)
推薦度:★★☆☆☆☆☆ いかんせんオケが硬い
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 貴重だとは思うが
クラウスのピアノは録音のせいもあり固めだが、可憐な動きを見せあいまいさがなくはっきりした演奏。特に左手のリズム感が良い。ただ、ホルダ指揮のプロムジカOの音が硬い。臨時オケだとは思うが潤いがなくかっちり楽譜にしがみついた余裕のない音で、入りもフレーズ終わりも紋切り型で雑なのが非常に残念でならない。クラウスは伴奏に恵まれていない例のうちの一つ。ホルダは面白い演奏も残してはいるのだが、ここではいまいち。