日Westminster。溝ラベル。1960年代前半のプレスだろうか
推薦度:★★★★★★☆ 新盤もすごいが旧盤も引けを取らず名演
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 日本初版だろうか?
目次
ショスタコーヴィチ ピアノ協奏曲第1番 (Shostakovich Piano Concerto No.1)
P:ユージン・リスト、指揮:ゲオルグ・ルードヴィヒ・ヨッフム、ベルリン市立歌劇場O、Tp:フリッツ・ヴェゼニック (P: E.List, Cond.: G.L.Jochum, Berlin Stadtishen Opera O、tp: F.Wesenigk)
推薦度:★★★★★★☆ リストのピアノが冴えわたる
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 指揮者はオイゲン・ヨッフムの弟
比較的再販も出ていて知る人ぞ知る名演奏。音に潤いがないというか響きがなく硬いのだがそれがまたリストのピアノの鋭さを強調し、攻めまくる演奏に拍車がかかる。G.L.ヨッフム率いるベルリン市立歌劇場のオケも各パートが血走った音を出していてとても面白い演奏。新盤に比べるとやはり若さがあり運動能力はこちらのほうが上。
ショスタコーヴィチ ピアノ協奏曲第2番 (Shostakovich Piano Concerto No.2)
P:ユージン・リスト、指揮:ヴィクトル・デザルツェンス、ウィーン国立歌劇場 (P: E.List, Cond: V.Desarzens, Vienna State Opera O)
推薦度:★★★★★★☆ リストのピアノが冴えわたる
秘蔵度:★★★★☆☆☆ デザルツェンスもなかなか良い
リストの粒が小さいながら非常に強く頑丈な音に対して、デザルツェンスも筋肉質な伴奏で応える。オンマイク気味の録音も相まって鋭さというかとげとげしさがすさまじくショスタコーヴィチが曲に秘めたものなど無視してすべてを明らかにする明るい音。これもまた面白い。