米Columbia。スパイラル。1950年代後半のプレスだろう
推薦度:★★★☆☆☆☆ 音が少し詰まり気味
秘蔵度:★★★★★☆☆ ラインスドルフの若い頃の録音
ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」 (Beethoven Symphony No.3)
指揮:エーリヒ・ラインスドルフ ロチェスターPO (Cond.: E.Leinsdorf, Rochester PO)
推薦度:★★★☆☆☆☆ きっちりかっちりした演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ ここまでいろいろなものを排除した演奏も珍しい
ラインスドルフの若かりし頃の演奏。タメとか柔らかい音とかは一切なく、音を硬めの団子にして突き進む。紋切り型で好悪分かれる演奏。ロチェスターフィルはラインスドルフの要求をよく耐え忍んでやっているし、高い緊張感を伴い余裕もない感じがしてきて気の毒なくらいだが、その分演奏はかなり特徴があるともいえる。後年のボストン響との演奏と比べると違いがものすごい。モノラルとステレオの差以上のものを感じる。