ラインスドルフ ボストンSO シューマン 交響曲第4番他

仏RCA VICTOR。1960年代中頃のプレスだろうか。

推薦度:★★★★☆☆☆ ラインスドルフのリズム感生きる
秘蔵度:★★★★★☆☆ 珍しい仏盤

ベートーヴェン 序曲「レオノーレ」第3番 (Beethoven Leonore No.3)

指揮:エーリヒ・ラインスドルフ ボストンSO (Cond.: E.Leinsdorf Boston SO)

推薦度:★★★☆☆☆☆ 密度の濃い音
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 颯爽としてなかなか名演

シューマンの交響曲よりこちらのほうがラインスドルフに合っていそう。リズミカルに流れを作り、音は発散させることなく密度が濃い。ただどこかしら能天気な音。これは当時のボストン交響楽団の特徴でもある。

その1
その2

シューマン 交響曲第4番 (Schumann Symphony No.4)

指揮:エーリヒ・ラインスドルフ ボストンSO (Cond.: E.Leinsdorf Boston SO)

推薦度:★★★★☆☆☆ ゴージャスな音を固めに
秘蔵度:★★★★★☆☆ 流れが良いがあと一歩

何となく楽譜をいじっているような感じがするが、それはさておき、響きはミュンシュ時代のゴージャスさを残しつつ手綱を締めたような感じ。リズミカルで前に進むが人情的なところはない。そのためかどこかよそよそしい。しかし楽譜の読みは凄いし集中力、音の力も素晴らしいと思う。各パートのバランスのとり方など中々面白いところがある。ジャケットに珍しくソロヴァイオリンがクレジットされているのも珍しい。名コンサートマスター、シルバースタイン。

第1楽章
第4楽章
第2楽章シルバースタイン