ラインスドルフ LSO ワーグナー 歌劇「タンホイザー」~序曲他

日本LONDONレーベル。1970年代前半のプレス

推薦度:★★★☆☆☆☆ ちょっと硬いか。
秘蔵度:★★★★★☆☆ 角ばったワーグナーも面白いかも。

ワーグナー 歌劇「タンホイザー」~序曲とヴェヌスベルクの音楽 (Wagner Tannhauser Overture and Venusberg)

指揮:エーリヒ・ラインスドルフ ロンドンSO (Cond.: E.Leinsdorf, London SO)

推薦度:★★★☆☆☆☆ ちょっと硬いか。
秘蔵度:★★★★★☆☆ 角ばったワーグナーも面白いかも。

出だしから最初の盛り上がりまではかなり抑え気味であまり音が前に出てこないし、オケもあまり乗り気ではない感じ。ただ徐々に音に力が思ってきて、堂々としてくる。これは演出だろうか。全体的にはかなり硬めで、一般的なワーグナーのイメージとは異なるため好悪分かれる。ワーグナーを得意にしていたラインスドルフだけに、隅々までよく研究している感じはする。

R.シュトラウス 「バラの騎士」組曲 (R.Strauss Suite Rosenkavalier)

指揮:エーリヒ・ラインスドルフ ロンドンSO (Cond.: E.Leinsdorf, London SO)

推薦度:★★★★☆☆☆ 肩を決めてそこに音を流し込む感じ
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 妖艶さはないが手慣れた演奏

迫力はあるが硬く統一された音色が広がりを妨げる。音が飽和したり洪水になったり発散したりすることを避け、しっかり手中に収める。意外とリヒャルト・シュトラウスを取り上げたラインスドルフだが、ここでも職人的な安定感があり、あいまいさがない明瞭な解釈となっている。