クロールSQ シューベルト 弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」他 2/2

日CBS SONY。1970年代のプレスと思われる。
この盤はグレーラーのコメントが記載されていてお得。曲も盛りだくさん。ちょっと詰めすぎ。二日に分けて聴きました。

推薦度:★★★★☆☆☆ ちょっと硬めの音
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ この盤は値段がつかない

シューベルト 弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」 (Schubert String Quartet No.14)

クロールSQ (Kroll SQ)

推薦度:★★★★★☆☆ 緊張感の高い演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ 4人の奏者の一体感が凄く音や方向性があっている

以前聴いたときはちょっと硬すぎかなと思ったが、この盤で聴くと意外と柔らかい印象。とはいっても他に比べると硬質ではあるが。緊張感を持った演奏で四人の息の合った演奏が聴きもの。皆同じ音という感じ。終楽章の後半、クロールのフラジオを交えた粋な演出も魅力。

第1楽章
第2楽章
第4楽章

チャイコフスキー 弦楽四重奏曲第1番 (Tchaikovsky String Quartet No.1)

クロールSQ (Kroll SQ)

推薦度:★★★★☆☆☆ 無国籍風だが格式高い演奏
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 一体感があってよい

チャイコフスキーの曲であることをほとんど感じさせない、いつもながらにちょっと硬めだがしっかりした構成を持つ演奏。緊張感がありすぎる気もするがそれはそれでなかなかできるものではない。この曲としては好悪が分かれそうな演奏だが、忘れ去られるには惜しい演奏でもある。グレーラーも健闘。

第1楽章
第2楽章