クリップス ウィーンPO ハイドン 交響曲第94番「驚愕」、第99番

独Decca。1960年代中頃のプレスだろうか。

推薦度:★★★★★★☆ 優雅なハイドン
秘蔵度:★★★★★★☆ 比較的初期のもので盤として貴重だと思う

ハイドン 交響曲第94番「驚愕」 (Haydn Symphony No.94)

指揮:ヨゼフ・クリップス ウィーンPO (Cond.: J.Krips, Vienna PO)

推薦度:★★★★★★☆ ウィーンフィルの柔らかな響きが特徴
秘蔵度:★★★★★★☆ モントゥーと並ぶウィーンフィルによるハイドンの名演

音自体は録音の時期が比較的近いモントゥーと似ている。モントゥーの場合はもう少し恰幅が良い感じだが、クリップスはより優雅。ウィーンフィルの柔らかな響きがフォルテになっても心地よい。柔らかい中にも切れもある。この演奏のように何も驚愕させるだけではない曲であるという解釈もよい。

第1楽章
第2楽章

ハイドン 交響曲第99番 (Haydn Symphony No.99)

指揮:ヨゼフ・クリップス ウィーンPO (Cond.: J.Krips, Vienna PO)

推薦度:★★★★★★☆ 木管を中心にさすがいい音
秘蔵度:★★★★★★☆ 様式をしっかり保ったウィーンのハイドン

仕上げるには難しい曲だと思うが、ウィーンフィルの美しい管楽器の音色を十分に生かしここでも優雅で落ち着いtハイドンを聞かせてくれる。クリップスとウィーンフィルの相性の良さを感じる。ウィーンフィルの何気ない動きがどこも様になっていて素晴らしい。

第2楽章
第4楽章