日本コンサートホール。1960年代後半のプレスか。ジャンク救出品。
推薦度:★★★★★☆☆ 録音がぼやけ気味だが手慣れた演奏
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 盤は珍しくはない。もう少し良い録音を望みたい
目次
ベートーヴェン ピアノソナタ第8番「悲愴」 (Beethoven Piano Sonata No.8)
P:リリー・クラウス (P: L.Kraus)
推薦度:★★★★★☆☆ わかりやすいがさりげなく考え抜かれた演奏
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 録音が多少ぼやけ気味。
モーツァルトを想起させるような柔らかいタッチながらしっかりした構成。さすがクラウス。工夫していないようでいろいろ細かい策を繰り出している。左手と右手のバランスの妙だったりさすがだが、録音がちょっとぼやけ気味なのが残念。
ベートーヴェン ピアノソナタ第19番 (Beethoven Piano Sonata No.19)
P:リリー・クラウス (P: L.Kraus)
推薦度:★★★★★☆☆ 模範的演奏
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 録音が少し残念ではあるが名演
録音がぼやけているのはここでも同じだが、短調の曲ということでそれが柔らかくなり聞きやすくなっている。演奏はあいまいさがなく、そして優しい語り口の名演奏
ベートーヴェン ピアノソナタ第21番「ワルトシュタイン」 (Beethoven Piano Sonata No.21)
P:リリー・クラウス (P: L.Kraus)
推薦度:★★★★☆☆☆ 音に丸みがあり聴きやすい
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ もう少し鮮明な音であれば
演奏は良いとは思うが何分録音がちょっとぼやけている感じが残念でならない。可変イコライザーで多少は良くなるが。軽快で丸みのある音、確固たる自信と楽譜への読み込みの深さ。素晴らしい演奏だとは思うのだが。