米Concerteum。スパイラル。溝ラベル。NHK交響楽団のコンサートマスターを務めたヴァイオリニスト。盤質が悪いのが残念。
推薦度:★★★★☆☆☆ 際立ったものはないが堅実な出来
秘蔵度:★★★★★★☆ 貴重なクリングの演奏
目次
ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第4番 (Beethoven Violin Sonata No.4)
Vn:パウル・クリング、P:オットー・シュルホフ (Vn: P.Kling, P: O.Schulhoff)
推薦度:★★★★☆☆☆ 際立ったものはないが堅実な出来
秘蔵度:★★★★★★☆ 貴重なクリングの演奏
クリングの控えめなでオーソドックスなヴァイオリンに対して意外と存在感を示しているのはSP期に名手の伴奏で名をはせたシュルホフのピアノ。両者の息の合った掛け合いがなかなか良く、さりげないのだが落ち着いた演奏でもあり好演奏。
ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第5番「春」 (Beethoven Violin Sonata No.5)
Vn:パウル・クリング、P:ハンス・カン (Vn: P.Kling, P: H.Kann)
推薦度:★★★★☆☆☆ 際立ったものはないが堅実な出来
秘蔵度:★★★★★★☆ 貴重なクリングの演奏
4番とは逆でこちらはカンの端正な伴奏にクリングがのびやかに歌う演奏。とはいえソリスティックなところはなくあくまでもアンサンブル。コンマスの演奏である。日本にもゆかりがあるクリングの貴重な記録でもあり掘り出し物である。